M&Aキャピタルパートナーズの有価証券報告書<有価証券報告書-第19期(2023/10/01-2024/09/30)>銘柄分析
1. 環境分析
当該企業は、M&Aキャピタルパートナーズ株式会社であり、主にM&A関連サービスを提供している。事業はM&A仲介業務を中心に、アドバイザリー、データベース提供、メディア運営などを含む単一セグメントで構成されている。
当該企業は以下の環境に置かれている。
・競争における需要の状況:国内の中堅・中小企業の事業承継問題が深刻化しており、M&Aの需要は高まっている。特に、未上場企業のオーナーによる事業承継ニーズが顕著で、政府の後押しもあり市場は拡大傾向にある。
・競争における供給の状況:大手金融機関や異業種からの新規参入が増加しており、競争が激化している。新規参入企業の中にはサービス品質が低いものもあり、業界全体のレピュテーションに影響を与える可能性がある。
・既存競合他社について:競合他社は多様であり、特に大手金融機関がM&A市場に参入している。これにより、価格競争やサービスの差別化が求められる状況となっている。
・新規参入企業について:異業種からの新規参入が増えており、特に中小企業向けのM&Aサービスを提供する企業が増加している。これにより、競争が一層激化している。
・代替品について:M&Aの代替手段としては、企業の内部成長や提携、合併などが考えられるが、特に事業承継においてはM&Aが有力な選択肢となっている。
2. 当期業績の内容
2024年9月期の売上高は19,166,533千円で、前期の20,851,370千円から減少した。経常利益は6,380,639千円で、前期の7,470,851千円から減少している。親会社株主に帰属する当期純利益は4,464,468千円で、前期の4,225,876千円から増加した。業績予想との乖離は、売上高の減少が主な要因であり、経済環境の影響が考えられる。
3. 次期業績予想の内容
次期業績予想では、売上高が17,273,518千円、経常利益が6,503,184千円、当期純利益が4,600,331千円と見込まれている。これらの予想は、事業承継ニーズの高まりや市場の拡大を背景にしているが、競争の激化や新規参入企業の影響がリスク要因として挙げられる。
4. 投資に関する事項
配当については、前期から当期にかけて1株当たり配当額が40円で維持されている。配当性向は27.6%であり、安定した配当政策を継続している。配当の維持は、安定した収益基盤を反映している。
5. 株価予想
向こう3ヶ月以内の株価変化は「横ばい」と予想される。業績が当期の業績予想と同水準であり、次期業績成長率が当期実績の成長率と同水準であるため、株価の反応は横ばいであると考えられる。
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