Ｒｅｂａｓｅの銘柄分析

1. 環境分析

株式会社Rebaseは、主にマッチングプラットフォーム事業を展開している。特に「インスタベース」というサービスが主力であり、空きスペースのシェアリングを行っている。以下の環境に置かれている。
・競争における需要の状況：日本国内では、物価高の影響があるものの、雇用・所得環境の改善により民間消費が回復基調にある。特に、スペースシェアリングの需要は、働き方の多様化や趣味の拡大に伴い、引き続き増加が見込まれる。
・競争における供給の状況：人口減少に伴い、空き家やオフィスビルの二次空室が増加しており、供給量は増加傾向にある。これにより、Rebaseのサービスに対する供給は豊富である。
・既存競合他社について：競合には、他のマッチングプラットフォームやスペースシェアリングサービスが存在するが、Rebaseは独自のサービス展開により差別化を図っている。
・新規参入企業について：新規参入企業の動向は注視すべきであるが、参入障壁が高く、既存のプレイヤーに対する競争が続くと予想される。
・代替品について：代替品としては、従来の賃貸契約や他のシェアリングサービスが考えられるが、Rebaseのサービスは特定のニーズに応じた柔軟性を提供しているため、競争力を維持している。

2. 当期業績の内容

2025年3月期第2四半期の業績は、売上高868百万円（前年同期比31.6％増）、営業利益213百万円（59.1％増）、経常利益214百万円（59.3％増）、中間純利益136百万円（59.6％増）であった。前年同期と比較して、全体的に大幅な成長を遂げている。業績予想との乖離は特に見られず、順調な成長が確認された。

3. 次期業績予想の内容

2025年3月期の通期業績予想は、売上高1,806百万円（21.2％増）、営業利益380百万円（13.6％増）、経常利益380百万円（13.1％増）、当期純利益255百万円（11.5％増）である。成長の根拠としては、サービス需要の拡大や市場環境の改善が挙げられる。ただし、為替や株価の変動がリスク要因として存在し、今後の業績に影響を与える可能性がある。

4. 投資に関する事項

配当については、2025年3月期の第2四半期末においても配当は行われていない。前期からの変更はなく、今後も配当方針に変更はない見込みである。株主還元に関しては、業績の成長に伴い、将来的には配当の実施が期待される。

5. 株価予想

上記の業績や市場環境を考慮すると、向こう3ヶ月以内の株価は「上昇」と予想される。業績が好調であり、次期業績成長率も堅調であるため、投資家の期待感が高まると考えられる。